くぅさん、2度目の危機?

 15歳になれたと思ったのもつかの間、ヒヤッとしたことが・・・

9月になった朝、おわら風の盆の初日の朝のこと。
ベッドでいつも私にくっついて寝ているくぅさんが、ベットの上にいないのだ。
あわてて探す。「くぅ!くぅ!」呼べど返事(反応)がない。ふと見るとベッドの足元の床に、ドアのほうを向いて伏せの状態で固まっている。

あ~、そこにいたんだね、よかった!

リビングに降りたのだが、くぅさんの様子がなにかおかしい。いつもなら、まずおしっこして「何か食いもん!」と催促するか、ウロウロするのに、横になったまま、まったく動かないのだ。

最近はたしかに寝てばかりいるが、その日はおしっこに行くこともできなければ、動けないし、立てないし、頭さえ持ち上がらない。
寝たきりの状態のままで、たびたびパンディングするし、呼吸数も心拍も多い・・・

やっぱり、おかしい!
肺水腫のような感じではないものの、明らかにいつもの状態ではない。ぐったりしてる!のだ。

携帯酸素に大ちゃんのために作ってあった酸素マスクを付けて吸わせてみる。

犬のための携帯酸素用マスク

かかりつけの動物病院は休診だけど、朝イチで留守電にメッセージを入れてみる。
留守電メッセージの「予約診療の方は・・・」を聞いて、先生がいらっしゃるはず・・もう一度電話してみた。先生が電話を取ってくださり、診てもらえることに。

急いで出なくちゃ!
でも。。病院まで小1時間はかかる。朝の心臓の薬だけでも飲ませたほうがいいだろうと、カボチャのマッシュに薬を包んで口元に持っていくと、、、パクリ!そしてさらに食べようとして立ち上がろうとするくぅさん。

食欲はあるのね、わかったよ、少しごはん食べてから行こうね。体を抱えて半分ほどご飯を食べさせて出発。車の中でも ずっと酸素マスク付けたままで、急いでゆっくり病院へ。

病院に着くころには、頑張れば体を少し起こせるようになり、呼吸もやや楽になったみたい。

診察してもらったが肺水腫ではないとのこと。心臓の働きが悪くなると全身の循環が悪くなると。薬を飲ませてきたのと酸素がよかったのだろうと。何かしてやれることはありますか?と聞いたら、「やっぱり酸素」と言われた。様子も落ち着いてきたので、足りなくなりそうなおなかの薬だけもらって帰ってきました。

まぁ・・心臓はもうかなり肥大していて目一杯の薬を飲んでいるし、いつ心不全になってもおかしくないので、ヒヤッとしたけど、大事無くてよかった、よかった~

とは言え、帰宅後もやはりまったく動かない状態で、その日は一日中だっこするか、横になっているか。さいわい食欲はあったので、体を支えてご飯を食べさせた後、トイレにだっこしていって、おしっこさせる・・・の繰り返し。そして酸素。1日で予備のボンベを2本使い切り、あわてて酸素ハウスをレンタルした。

夜中、自力でゆっくり起き出してトイレに行き、おしっこをしている。
動けるようになったんだ。朝になると起き上がれるようになっていた。80%ぐらいだけど回復した様子。

おぉ~、乗り切ったか!さすが、一番強いくぅさん!
4年前の肺水腫で仮死状態になっても戻ってきたもんね、エライ!と、親バカな私。

レンタルした酸素ハウスもその後数日は留守番の時と、しんどいのかな?というときに使ったぐらいですんでいる。でも、いつまた突然必要になるかもと思うと、そのまま借りている。酸素ハウスに入れば楽になることを覚えてくれればいいのだが・・

幸いなことに、心臓病と腸の病気以外は、これといった疾患は見つかっていない。
今の目標は、リンパ管拡張症が進んできたので、薬と食事療法でコントロールできるようになること。心臓の限界が来れば終わりかもと思うけど、苦しくなったときに少しでも和らげてあげられたらと思うだけだ。


日によって、調子よかったり悪かったりするけど、アブナイ!と思ったのは幸いなことにそれ以来無い。

その後、予約していたトリミングも行けたのだが、あまりの毛玉でやむを得ず全身バリカンで。これからは見た目よりもお手入れしやすさ重視でと、おばあちゃんカットになって帰ってきました。






だいじょうぶよ、15歳には見えないよ

視力も張力も低下しているし、最近は私には見えない何か(?)に吠えてみたり、認知症的な行動が出てくるかもしれないけど、マイペースで穏やかにやわやわ過ごそうね、

もう少しママのそばにいてね・・くぅさん。


コメント

人気の投稿